生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。
ストレスが原因で起こること
ストレスとは外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことをいいます。
嫌なこと、辛いこと、しんどいことなどを連想されるかもしれませんが、楽しいことや嬉しいこともストレスの原因になります。
たとえば
社会的要因(仕事、人間関係など)
環境(天候、騒音など)
身体的要因(疾病、寝不足など)
結婚、就職、出産、引っ越しなど
があります。
これらの日常生活で起きることや外部からの刺激がストレスとなります。
ストレスは身近なものだと理解して、上手く付き合っていくことになります。
企業に求められること
常時50人以上の従業員を雇用する事業場には、第一次予防として、ストレスチェックの実施が義務化されています。
ストレスチェックは
- 企業が従業員のストレスの程度を把握する
- 従業員自身がストレスに気づけるよう促す
- 職場環境の改善を行う
ために行い、従業員がメンタル不調にならないよう目指すものです。
50人未満の企業は努力義務となっていますが、できるだけ実施されることをおすすめします。
企業が使える助成金
企業がストレスチェックやメンタルヘルス対策を行うとき、助成金の対象になることがあります。
独立行政法人労働者健康安全機構が窓口となる
- 心の健康づくり計画助成金
- ストレスチェック実施促進のための助成金
があります。
ストレス対応は、本人のみの課題と判断としてしまうことで、職場環境の悪化や離職、トラブルが増加する可能性があります。
従業員が安心して健康に働けるよう、ストレスについて理解を深め、制度を活用することで対応できる体制をつくりませんか。